自営業ヒデ&アキ+甘えん坊愛猫3匹の北海道生活満喫ブログ
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お守り
2012年05月12日 (土) | 編集 |
ちょうど1ヶ月前、4月前半。
お店で嫌なことが立て続けに起こりました。

ひとつは万引き。
ひとつはつり銭泥棒。

なくなったのは、袋入りのラスク。
通常100円で売ってるラスク、小さめサイズのを80円で出していました。
そのラスクにだけ「規格外ラスク80円」という値札を付けて。

休憩から上がってパンの陳列整理をしていると、あれ、あのラスクがない、売れた?
でも、もし売れていたら会計時に値札を必ず取るようにしているのに、値札は見当たらない。
ヒデに「ラスク売れた?」と聞いても「売れてないよ」
商品に添えた値札は、いつもレジに貼って最後に私がまとめているので、
レジに貼っていないということは、ヒデの「売れてない」は間違いなくて。

ありえないと思いながらもしかしたらどこかに間違えて置いてあるかと思い探しましたが、
もちろんありえないのでどこを探してもラスクが置いてあることはなく。
規格外商品用に作った手書きの値札を全部取り出して机の上に並べても、
『規格外ラスク80円』の札だけがどこにもなく。

それから1週間か10日ぐらいしてだったでしょうか。
初めてのオジサンが来たんですよ。
オジサンお店に入るなり、「ああいいにおいするなあ」とかなんとか、いきなり喋り始めました。
そういう人、特に男性では珍しいんですけどね。
なんとなく違和感を感じながらも、愛想のいい人なんだろうと私も笑顔で応対していました。

オジサンはカレーパンが8個ほしいと言い、その時は2個しかなく、
しかしここでも私は違和感を感じたんですよね。
カレーパン8個もほしいと言うわりにはその言い方がすごく唐突で、
大体8個なんて何か目的があるんですよ、誰かにあげるとか家族に頼まれたとか、
で、そういうお使い物的な場合はまずその目的を告げるのがフツーなんですが、
このオジサン、お店に入るなり世間話から始まったんですよね。
まさかカレーパンが8個もほしいなんて、店員の私には全く予想もできない雰囲気で。

で、そのおじさんがレジに持ってきたのは、コロッケパンともうひとつ調理パン。
カレーパンがほしいと言いながら、カレーパンを全くチョイスしなかったことに
これまた私は違和感を感じていたんですよ。
目的の個数がなかったとはいえ、カレーパン買いに来たんじゃなかったの?と。
こういう場合、とりあえずカレーパン買うかむしろ何も買わないかですよ、ほとんどの場合。
なのにオジサン、カレーパンのことなんてどうでもいいように、全く別のパンを購入。
300幾らのお買い上げで、万札1枚でお会計。

私、特に初めてのお客さんには必ず、復唱登録するしお札も1枚ずつ数えて返すんですよ。
こういう仕事に就いてからはずっと。そう最初に習ったから。もう20年近くずっと。
もちろんこのオジサンの時にもそうしましたよ。
オジサンの目の前で「お先にお札から、5千、6千、7千、8千、9千円のお返しでございます」
で、小銭のお返し分を用意するためにレジのキャッシュドロワーから小銭を取っていると、
「これ、8千円しかないんだけど」

本能は「絶対そんなはずない!」と警告を鳴らしてくれていたのに、
動揺した私は本能の呼びかけに応えることができず、
オジサンが手にしていた8千円分のお札を見たり、落ちてないか探したり、
そしたらオジサン、私がオジサンの手元のお札を確認しようとしたら、
「持ってないよ」と笑いながら8千円を示すんですよ。
普通、フツー、つり銭がしかも千円も足りなかったら、笑顔は出ないですよ。
もっと必死になるものです。お金足りないんだもの千円も。でもオジサン笑ってたんです。
そして私は焦っていたんです。本能が鳴らす警告を確かに感じながらも。

後ろにお客さんが並んでいたこともあって、焦った私は千円返してしまいました。

後から考えれば、この時レジを1回閉めてみれば良かったんです。
確かにお返ししたと思いますが、念のためにレジ金の確認をしますので
少しお待ちくださいって言えば良かったんです。
そしたら間違いなく、間違いなく、オジサンに千円寄付することなんてなかった。

会計する前、明日カレーパン何時に出来上がるのとまでオジサンは聞いてきたので、
「お取り置きしておきますか?」
「うん、そうして。11時半ぐらいに来るから」
「ではお名前と連絡先をお願いします」
「029」
・・・ハ?029?それどこ?札幌は011ですけど?
「4287」
「32」
・・・32?それから?
「それで終わり、携帯だから」
ハア?!オッサン何言ってんの?!
大体携帯だったら最初は090か080でしょ、どこの世界に029?!

もちろん、翌日頼まれたカレーパン8個は作りませんでしたよ。
取りに来なかったですしね。

何が悔しかったかって、防げなかった自分の不甲斐なさが悔しくて仕方ありませんでした。
落ち着けば全部防げたし、実際私は確実にお釣りを正しく返したんですよ。
動揺した、そんな自分が心底不甲斐なかったです。悔しかった。
私にできることは、あとはこのオヤジが地獄に堕ちることを祈るだけでした。

そんな4月前半でした。

9年近くお店をやっていて、こんなことが続けて起こることなんてなかったから、
あ、万引きはこれまでも1度だけありましたよ、万引き未遂も1度、
ただ、こんなことが半月の間にっていうのは本当になかったことなので、
知り合いのアクセサリー作家さんに、天然石を使って
お守りになるブレスレットとチョーカーを作ってもらいました。
出来上がってからは1日も欠かさず身につけてお店に立っています。

アクセサリーとしてもとってもステキなんですが、何よりこれは魔よけのお守りなので、
このブレスレットとチョーカーをつけておけば悪い人は絶対来ない、
そう思って毎日接客していると、不思議とそれまで嫌だと思っていたようなことでも
「お守り付けてるから悪い人は来ていないはず!」と受け入れられるようになりました。
中には容量ギリギリのケースもありますが、かろうじて踏みとどまれています。
少なくとも、このお守りアクセサリーをつける前よりも。

その効果を感じる話として、先日、お店のすぐ側の交差点で車の衝突事故があったんです。
絶対ケガ人が出たと思うようなものすごい音がして。
慌てて飛び出して現場に行ったら、2台の車ともにエアバッグが開いていました。
車体はベッコリ潰れていて、飛び散っている部品や道路に液体が漏れていたり。
片方のドライバーが青ざめた顔でシートとエアバッグの間で動いていて、
「大丈夫ですか?!」と声をかけたら、頷きながら自力で降りて電話を始めました。
あ、全然大丈夫そうじゃん。
もう一方のドライバーはもっとしゃきしゃきとしていたので、とりあえずケガはなさそう。
でも、本当に凄い音がしたんですよ。ヤバイと思いましたもん。
隣の美容室のニイチャンなんて音聞いて「死んだと思いましたよ」って言ってたし。
私も、それに近いぐらいのことはちょっと想像しちゃいましたよ。
だけど、大丈夫。同乗者もいなくて、ドライバーもとりあえずケガなし。
これって、やっぱりお守りアクセサリーの力かな、なんて。
全然関係ないですね。

でも、守られてるんですよ。
そう思って、明日もお店に立ちます。この先もずっと。
だからうちのお店には、いい人しか来ないんです。
みんないい人。
ヤな雰囲気醸し出している人も、悪い人じゃないからガマンできる。と思う。きっと。
ヒデやツイッターにグチは言うけど、悪人は来ない。
だから大丈夫。

本当は、わざわざパンを買いに来てくれるだけでみんな無条件でいい人というか
有難くて仕方のないことなんですが、
うちのパン買ってもらえるなんて全然当たり前のことじゃないんですが、
気持ち悪い前例が出来てしまったので、お守りの力に支えてもらうのです。
人間だもの!

とってもステキなブレスレットとチョーカーなんですよ。



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お店にて
2012年05月08日 (火) | 編集 |
小さい子供を連れた母親と、その友達2人。
合計4人。

4人掛けのテーブルに4人だから過不足ないと思っていたら、
別のテーブルから当たり前のように椅子を持ってきて、4人に対して椅子5脚。
ひとつはベンチタイプの椅子だったから、正確に言えば4脚なのかもしれないけど、
こういう場合、ベンチには2人で座るのが私の常識だった。
でも、このグループではそれが常識じゃなかったらしい。

なぜか、友人と子供が隣り合わせに1脚ずつ。
母親は別のテーブルから持ってきた椅子に座って。
そして2人掛けのベンチにもう1人の友人と荷物。

私は心の中で「はあ?」

決して広いとは言えないスペースに椅子を持ってきて、ふんぞり返って座る母親。
友人たちとの会話が聞こえてきた。
「子供には失敗を恐れないで思い切ってやりなさいって言うんだよね。
 失敗しちゃダメって言うと萎縮しちゃうからさあ。」
あなたたちの行動が既に失敗じゃないんですかね?
周りの迷惑も顧みず、自分たちだけの世界に浸っていますけど、どうすかね?
通る人が気を使ってよけながら後ろ通ってますけど。

まさかとは思ったけど、そのまさかが的中して、
ふんぞり返って足を組んでいろいろ指図してきたその母親は、
自分で持ち出した椅子を戻すことなく帰っていった。
私の当たり前が世間の当たり前とは思わないけど、
素直に呆れた。
いろいろ図々しいなと思った。
図々しいなと思う私が図々しいのかもしれないけど。
店員の分際で。

でも本当は、店員の分際でなんてワタシこれっぽっちも思ってなかったりもする。
だから本当は接客失格なのかもしれない。
いや、失格だと思う。
もちろん態度には出さないよう極力抑えたけど、そう思う時点で多分失格。
お客様は神様なんでしょ?

てか、そもそも神様ってナニ?

お店やってると、本当にいろんな人が来る。
みんな、わざわざうちに足を運んでくれているのだから、基本は本当に有難い。
わざわざうちのパンを買いに足を運んでくれることが、どれだけ特別なことか、
それは本当に実感できるから、有難いことだと思う。

それは分かった上で、でもいろいろ感じることもある。人間だから。
自分なりの価値観っていうものもあったりするから、
そこに沿わない人が来ると、当然心は大きく乱れる。
これが結構苦しかったりする。

そこで、「いやいや、お客様の満足の為に100%」ってできれば最高だけど、
自分はとても未熟なので、どうしても乱れる方に引っ張られる。
割り切れない。
これでも随分マシにはなってきたんだけどね。

うちのパンを買いに来てくれる有難さと、
自分の価値観に振り回される未熟さとのせめぎあい。

でもそれはそれこれはこれで、
社会のルールを子供に教えられない親が多いのは事実ですよと。
自宅のルールを公共の場に平気で持ち出す親が多くて、
周りが非常に迷惑してるのは事実ですよと。
だからってこっちがちょっと口を出したら、無言で逆ギレするじゃん、みんな。
世の中の人間全てが、
小さな子供がいたら何でも許してくれると思ったら、大間違いですよと。

ええ、グチです。



前向いて
2012年02月11日 (土) | 編集 |
ダルビッシュの札幌ドームでの会見こととか、
フィギュアスケート四大陸選手権のこととか、
その前に全日本選手権のこと書いてないじゃんとか、
猫ブログの方も少し滞ってるとか、こっちは本当にほんの少しだけど、
書きたいこと的なものはいくつもあるのだけど、
それらに対する時間が取れない上に、
今週は寝不足続きで生活リズムが乱れて、今日は相当お疲れちゃんで、
でも、書きたいことがあるから、書くの。

寝不足なのは、ねこ村パン屋のホームページを作っていたのです。

営業時間内ではやれる作業も限られているし、やれない日もあるし、
自然と自宅に持って帰って作業をする日も増えたりで、
そうなると、やはり日付が変わるまでってことになったりしたのでした。
パソコンって、どうして「もうこんなに時間経ったの?!」ってなるんでしょうか。

去年の締めくくりの記事に、お店を閉めようと思ったことを書きました。
そして結局、頑張って続けるという選択をしました。
今年に入って、今までになく頑張っているような気がします。
いや、頑張っています。頑張ってる。おう。

今年に入って立て続けに、テレビ、雑誌、ラジオの取材を受けました。
テレビとラジオは既にオンエア済み、雑誌はもう間もなく発売です。
これを追い風にできるかどうかは、間違いなく自分達次第。
できるよう、今頑張っています。

ホームページも、なんとな~くスタイルシートをかじって物真似で作っていたのですが、
どうもパッとせず、当然気持ちもパッとしないからなかなか手を付ける気になれず、
でも、自分が思っている以上にHPの存在が大きいことを実感してきたので、
悩みながらも行動に移そうと、今年に入ってリニューアルに着手したのでした。
それが、やっと昨日ひとまず完成して、お披露目の運びとなったわけです。
昨日、というか、今日の深夜というか、夜中の2時半だったんですけどね、できたのが。
なんとしても今週中に仕上げたかったので、
ちょっとこの数日は、睡眠時間とか家事の時間を削ってしまいました。

今はとりあえず最低ラインの内容なので、これから少しずつ中身を増やす予定です。
更新しやすく、見ても充実しているホームページに育てていきたいと思っています。

実店舗の方でも、あれこれと新しいことや新しくないけど大切なことをやっています。

今までのやり方を見直して、何が足りないか、何が必要か、どうすればできるのか。
本来なら、そんなのもっと前に考えて実行していて当たり前じゃんということを、
私たちはこういう状況になってようやく気付いてやれるようになった、
そんなところでしょうか。
前に進むのに遅すぎるということはないと思って、今、毎日走っています。
時々疲れるけど、疲れたら少し休んで、また走る。
自営業は走るのをやめたらおしまいなんですね。それにも今更気付けた。
走り続けなければいけないなら、走ることを楽しいと思えるようになればいい。
今は、楽しいと思えています。

その場でダイレクトには言いにくいし、勘違いだったらイヤーンハズカシーので、
この場を借りて、数人のフォロワーさんにお礼を。

RT、ありがとうございます。
RTしたことに深い意味はないのかもしれませんが、
私はとても嬉しかったし、何よりも心の支えになりました。
応援してもらってるんだ、頑張ろう、頑張る、そういう力をもらえました。
本当なら、会ってギュッと抱きしめてちゅーとかしたいぐらい嬉しいのですが、
きっとそれは結構ですって言われると思うので、我慢します。
ホント、嬉しかったです。ありがとうございます。頑張ります。
本当に、その気持ちが、とても嬉しいしありがたいです。
ありがたいです。

まだまだ刺さるような痛さの毎日で、空気が硬ければ道も凍って硬い日々、
北海道で商売をやるには1番厳しい季節の真っ只中ですが、
ヒデも私も、気持ちはしっかりすっかり前を向いて、前だけを見て頑張っています。
ハッキリ言って、「パン屋さんがやりたくて」パン屋を始めたわけではありませんが、
ヒデの作ったパンを美味しいと食べてくれる人がいて、
その美味しさに幸せを感じたり喜んでくれたりするシチュエーションがあって、
プラス私の元気をお届けして更に楽しい気持ちになってもらえるのなら、
それだけで充分、私たちの頑張るモチベーションになると思います。
うん、多分なると思う。よくわかんないけど。

攻める気持ちを忘れずに。
攻め続けることを忘れずに。
ただし体を壊さないように。
猫に嫌われないように。

明日頑張ったら、明後日はお店のお休みの日です。
もうひと頑張り。


2011年09月21日 (水) | 編集 |
さて。

約1ヶ月前、少しだけ仕事のことについてこのブログに書きました。

その時の状況としては、とりあえず、私の気持ちが荒れていたわけでして、
仕事をしていても、楽しくないどころかひたすら苦痛でしかない日々を送っていました。
今、ひとまず仕事そのものは楽しくやれるところに、気持ちを持っていけています。
かなり初心に近い状態に勝手になっている、そんな感じです。

今日も、ヒデと仕事のこと、今後のことについて少し話をしました。

今は、ヒデの方が、私よりも迷っているようです。
今は、私の方が少しだけ強い。
かも。

ヒデのパンは間違いなく美味しい。絶対美味しい。

ああ、そうか。
でも迷ってるんだね。分かった。
最近のヒデのパンは、そうだ、どこかに迷いがある味だ。
もちろんそれが分かるのは私だけ。絶対私だけ。
他の人には、いつもと同じ美味しいパンだと思う。
でも私には分かる。私だから分かる。
そうだ、最近のパンは。そうだね。

この先、どう動くかは今はまだ分からないけど、
私は負けたくないんです。今は。

理由はどうあれ、強い気持ちでいられている今、
今度は私がヒデをサポートする番。


ぜいたくパスタ
2011年09月06日 (火) | 編集 |
ねこ村パン屋では、よくお客様から差し入れをいただいたりするのですが、
今日は大好きなトマトと、これまた大好きなバジルを差し入れしていただきました。

110906-1.jpg

「トマト好き?」
「トマト大好きなんです!!!」

もうこの時点で遠慮なし。
でもだって本当にトマト大好きなんだもん。見た目も味も。
そしたらお客様、もぎたてのトマトのお裾分け。

「ええ~~~~、そんな、いいんですか~~~~?」

これ、遠慮の言葉じゃありません。
「いいんですか~?」の後に「ウレシー!トマト大好き~~~~!!!」って続いたから。
そしたらお客様、トマトと一緒にバジルまでお裾分け。

「ああ~~~~~バジルも好きなんです~~~~~!」

いただく気満々。
でもだって本当にバジルも好きなんだもん。ハーブとか、薬味とか、好きなんだもん。
お客様も「美味しいわよね~トマト美味しいわよね~。バジルもいい香り」って。
同感です!同意します!異議なし!賛成!ありがとうございます!

そして遠慮なくいただいたもぎたてトマトとバジルで作ったのが、
ヒデシェフによる本日のまかないパスタ。

110906.jpg

おいしそう~~~~~~~~~!!!

全粒粉のパスタを使って、もぎたてトマトとバジル、それからベーコン。
そしてもうひとつ頂き物、『古手屋』のかずさん手作りのいろいろ薬味を味付けに使って。

ああ、もうシアワセ・・・

トマトの爽やかな甘みがスキッと口の中に抜けていくと、
バジルの香りがふわあんと鼻を通り、
ベーコンの旨みはバランスの取れた自己主張をし、
いろいろ薬味がそれらに負けず劣らずキュッと存在感を示す・・・
天才。

いや、何がどう天才なのかよく分からないですけど、
このウットリとした美味しさをひと言で言い表すならば、「天才」、かな、と。

とってもとっても贅沢な本日のまかないパスタでした。
ごちそうさまでした!



お店のこと
2010年12月16日 (木) | 編集 |
なんというか・・・

世の中にはもちろんいろんなヒトがいるわけで、
もちろんそのいろんなヒトに自分も含まれるわけで、
それはそうなんだけど、
なんというか、時に「うっ・・・」と思うことも、
あって当然なんだけど、
「うっ・・・」と思った時は、やっぱり「うっ・・・」なのよ。

全く面識のないヒトから突如お願い事のメールが届き、
でもそのお願い事はどうにも引き受けられない内容で、
私はお断りのメールを、全く面識のないヒトにしなければなりませんでした。

恐らくこれでやり取りは終わりになるはずですが、
なんというか、すごく不思議な気分です。

なんてねー、すごくぼや~っとしたニュアンスで書いてるけど、
本音を言えば「ありえねー!」なんですよ。
昔はね、もうちょっとお店の本音をこのブログにも書いてたんですけど、
今はもう書けない。

書かないうちが花。

って、またこうやってぼや~っとさせながらも書くことで、
少し落ち着いたりしているのかもしれません。

不思議な気分だわ・・・
パン屋の罪
2010年11月26日 (金) | 編集 |
昨日ツイッターでもつぶやいたけど、
初めてのお客さんに「パンは塩分が高くて体に悪い」と言われました。

こちらが何を言っても聞きそうにない気配満載だったので
「そうですか?まあ、そういうパンを食べられたならそうかもしれないですね」
ぐらいに答えておきました。
ムカムカしながら。

塩分の高さで言えば、パンより味噌汁の方がずっと高いべ。
味噌汁、体に悪いか?

まあ察するに、恐らくお米と比較して言ってるのでしょうが、
でもってテレビか何かで誰かが適当な発言したのを鵜呑みにしたのでしょうが、
だから、まぢでテキトーなこと言うのやめろって。
知らない人やモノを考えない人は、それを信じるから。

例えば、焼き立てパンが美味しいっていうのはただのイメージ操作。
焼き立てのパンなんてただ熱いだけで、味も何も分かったものじゃないし、
本当に美味しいタイミングっていうのがそれぞれのパンにあるんですよ。
それ食べたら「焼き立て美味しい」がどれだけ迷信か分かります。

焼き立てで最高なのは香りだけです。
香りは焼き立てが1番。

ここまで言い切るのは、実際焼き立てを食べてそう感じたから。

以前、あまりの香りの良さに、パン屋という職権を利用して、
焼き立てのチーズのパンを食べたことがあるんですね。
ヒデには「いいけど、味分からないよ」って止められたんですけどね。

結果は、ヒデの言った通りでした。

熱くて味が分からないだけじゃなくて、まだ余分な水分が抜けていないために、
表面はパリッと中はフワッとしたパンの絶妙な食感がまだ生まれておらず、
もちゃっとした口当たりで、当然チーズもひたすら熱いだけでした。

己の食い意地に完敗。

残念なことに、

「焼き立て」=「新鮮」=「美味しい」

みたいな方程式を、
パン屋が商売のために謳い文句にした部分が大いにあると思うので、
焼き立て神話が根付いてしまったり、

「天然酵母」=「自然・無添加」=「体・健康に良い」=「それ以外は質が悪い」

みたいな方程式を、
これまた商売のためにパン屋が謳い文句にしている部分が大いにあるので、
北海道ではこの天然酵母神話が、驚くことにパン屋自身にまで蔓延していたり、

とにかく何が悪いかって、私はパン屋が悪いと思っています。
これらのイメージ戦略だけの神話を流したのは紛れもなくパン屋だろうし、
これはパン屋の最大の罪です。

あれ、何の話だっけ?
あ、そうだそうだ、塩分塩分。

いやま、別に塩分にこだわることはないんですが、
とにかくパン屋がパンのことを知らなすぎるんですよ。
パンのこと知らなくても、作ろうと思えばパンは作れちゃいますからね。
だから、パン作りが趣味の主婦がパンを売り始めたりしちゃうわけですから。
それが成立しちゃうわけですから。

成立しちゃうのはいいとして、嘘の情報流すのやめれ。

ヒデはプロフェッショナルです。

昨日も、この塩分の話題からいろいろパンについての話をしてくれましたが、
「これぐらい、パン屋だったら知ってて普通だよ、当たり前だよ」
とヒデが言うレベルの話を、どれだけのパン屋ができるのか。

試しに、ちょっとした質問をヒデにしてみると分かります。

ものすごく分かりやすく丁寧にかつ細かく、質問に答えてもらえます。
少なくとも、私がこれまでしてきた質問には全て答えてもらっているし、
お客さんからの質問にも淀みなく明確に、更にプラスアルファな話をしています。

パン屋が、
パンのことを分かっていないから、
パンの作り方しか知っていないから、
そしてそれでもパン屋が成り立ってしまうから、

いや、いいんですよ、成り立つのは、それはいいんですよ、
だからつまり本当に、私が言いたいことは、
これ以上嘘の情報を流すことだけはやめれっちゅーの!

ってことです。

頼むから。
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